2024年を振り返る

休眠期に入ったりんごの木
休眠期に入ったりんごの木

2024年多くの皆様にまるす小平果樹園をご愛顧いただきましてありがとうございました。サンふじの商品発送もひと段落し、果樹園には雪が積もり、最低気温はマイナス7度程とキリリとした寒さが広がり、りんごの木は休眠の季節となりました。今年は昨年から続く暖かさで始まり、そして夏の猛暑、秋の訪れは遅く、12月に入りようやく秋らしくなるなど、暖かい季節が長い一年でした。昨年今年二年間で得られたデータから、これから進めていくりんご栽培の方向は、この気候の中で美味しいと思うりんご栽培を目指すことだと強く感じています。多くの方に鮮度最高の美味しいりんごをお届けできるよう取り組んでまいります。一年間ご愛顧いただきましてありがとうございました。


落葉の処理について

 サンふじの荷作り発送の作業がひと段落し、果樹園を見渡すと、落葉が進んでいました。今年は黄葉せずに枯葉が落ちる景色となりました。そこで、来年の褐斑病源となる落ち葉を集めて粉砕処理することとしました。本来であれば、集めて焼却処理するのが良いと思いますが、火の管理に不安があるので、この方法をとっています。例年は草刈機を走らせて粉砕処理を行いますが、今年は初めてブロアーを使用して木の元にある落葉を通路に出して処理することにしました。木の元に落葉が多くある事がわかりました。


サンふじの発送最盛期

発送を待つサンふじ
発送を待つサンふじ

 サンふじの商品発送が最盛期となっています。全国の皆様に今年の味が詰まったサンふじが箱詰めされて出発していきます。ご注文くださいました皆様どうぞお待ちください。


サンふじ選果と遅い紅葉

 サンふじは収穫を終了し、選果作業を進めています。今年は収穫量は少ないながら、台風によるキズ果やツル割れがほとんど見られず、商品化率が上がり、特に台風被害が無かったことに救われています。収穫を終えた果樹園では緑色の葉がまだまだ見られ、いつ紅葉するのか?また、里の紅葉は今が最盛期です。遅い遅い秋の訪れです。


晴天のサンふじ収穫

 晴天が続きサンふじの収穫作業が捗っています。今年は新たにアルバイトの皆様に加わっていただきながら私たちと共に収穫を行なっています。今年は3割から4割収穫量が少なく、これまで以上に一玉一玉丁寧な収穫を行なっています。果実の品質は、全体に小玉傾向で、ツル割れとスレ傷が過去一番少ない年になりそうです。また、早期落葉等の影響による加工向け果実が多いと感じています。貴重なサンふじ果実を大切に収穫してまいります。


サンふじ収穫開始

 サンふじの収穫を開始しました。

 本年のサンふじは4月22日に開花し、記録的高温の中で生育してまいりました。厳しい夏の猛暑から遅い秋の訪れ、9月と10月は過去最高の平均気温となり、11月も例年に無く温暖な陽気となる中で収穫を迎えました。高温降雨による落葉病害の発生や、日焼けなどにより、例年とは異なるサンふじに仕上がっています。酸味(すっぱさ)や硬さが低くなる一方で、糖度(甘さ)は上がる傾向となりました。一玉一玉の個体差が大きく、蜜入りはしませんが、温暖な気候による味の変化や食味変化が現れています。

無事収穫を迎えられたサンふじ果実です。大切に収穫・選果し、皆様のもとへお届けいたします。


待望の初霜とサンふじ熟成

サンふじ果実に降りた霜
サンふじ果実に降りた霜

 心配するほどの暖かさが続いていますが、ようやく待望の初霜となり、最低気温は1度を指しました。昨年は10月22日に初霜を観測してますので半月ほど遅い初霜です。サンふじ熟成が進むことを願います。


王林の収穫

 甘いりんご王林を収穫しました。黄色になる時期が収穫期の王林ですが、今年はなかなか緑色が抜けきらず、黄緑色の果実のまま熟期を迎え自然落下する果実が増えてきましたので、試食で熟期を確認して収穫となりました。褐斑病などで落葉してしまった影響があるかもしれません。

王林収穫中に開花したりんごの花を見つけました。りんごの木に強いストレスがかかると花が咲いてしまうことがある様ですが今年はとても厳しい環境になっていた様です。

小さな花が咲いた王林
小さな花が咲いた王林

暖かさとサンふじの玉回し

玉回し後のサンふじ
玉回し後のサンふじ

 記録的暖かさだった10月が終わりました。この暖かさは11月も続く予報が出されています。11月5日頃一時的に寒くなるそうですので、りんごの成熟が進んで欲しいと期待しています。

さて、果樹園ではサンふじの玉回し作業を行っています。出来るだけ葉を残した状態で良い成熟になって欲しいと願いながら作業しています。今年の暖かさから考えられる成熟果実は、赤く着色しない、果肉が柔らかい、酸味が少ない、糖度が高い、蜜入りしない、などが最も考えられる事です。この状況の中で、適熟収穫をどこに置くのか?試食を繰り返しながら探っていきたいと思います。令和6年産サンふじは過去にない気候から生み出される果実になります。


シナノゴールドの収穫

 本日はシナノゴールドを収穫しました。酸味が少なく食べ頃の果実に成熟し、昨年に比べて5日程早い収穫になりました。ジューシーで爽やかな味に仕上がっています。10年ほど前を振り返ると、シナノゴールドは酸味が強く、半月ほど貯蔵して酸味がマイルドになった頃が食べ頃でした。ここ数年は、収穫直後から酸味が少なく、ちょうど良い甘酸比に仕上がります。気候の変化が良い味の変化になっている品種です。

ご注文くださいましたお客様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


シナノホッペの収穫

 甘い香りが広がる果樹園では横広でぷっくりした形のシナノホッペを収穫しました。シナノシナノホッペは完熟期を迎えると固い果肉がスッと柔らかく変わり、甘い香りが感じられるようになります。完熟シナノホッペはお客様からのお問い合わせが多く、増産に努めておりますが本年は収穫量が増えませんでした。来年の収穫増に期待しています。少量をショッピングカートに掲載いたしますのでご利用ください。


サンふじ生育状況

 今年のサンふじ生育状況のお問い合わせが多くなってまいりました。今年のサンふじは大変厳しい環境を過ごしています。すでに落葉が進み、リンゴがコロンとむき出し状態の場所が散見されています。葉摘を行なっていないのにこの状態になっているのは、褐斑病という落葉を起こすリンゴの病気発生が多いからです。また、猛暑による日焼けが多く見られます。台風による傷付きが少ない今年のリンゴですので大切に収穫まで管理していきたいと思います。ご予約ページの掲載は間も無く行いたいと思います。


シナノゴールド・王林収穫が近づく

 シナノゴールドと王林の収穫時期が近づいてきました。リンゴの品種にはそれぞれに特徴がありますが、従来の青リンゴイメージが残る王林が甘いリンゴであり、瑞々しい黄金色になるシナノゴールドが酸味有るリンゴです。個性が違う2品種の収穫時期が近いのはとても興味深いと思います。ご予約をお受けしています。お好きなリンゴをぜひお召し上がりください。


シナノスイート収穫最盛期

 シナノスイートは太陽の日差しを受けて色付きが進み、収穫最盛期となりました。ご注文くださいましたお客様には順番に商品を発送しています。まもなくお届けいたしますのでどうぞお待ちください。


シナノスイート収穫開始

 今年は色付きがゆっくり進むシナノスイート ですが、少しずつ色付いてきました。他の果実に比べて特に色付きが早い果実を中心に収穫を開始しました。気温は下がってきましたが、曇天の日が続くので、一気に色付く様子が見られません。果実によるバラ付きがありますのでゆっくり収穫していきたいと思います。

 


ハザかけ米の脱穀

 秋晴れの水田では、ハザかけで天日乾燥した稲の脱穀作業を行いました。少しだけ秋の気配を感じるのは、里山の景色とアルプスの眺めから。気温は高いですが、吹く風の涼しさが以前とは違って清々しい。新米を食べられるまでには、籾摺り、精米と作業は続きます。


猛暑の影響とリンゴの病害発生

 8月と9月の猛暑による影響がリンゴに出ています。8月収穫のシナノリップ等りんごに日焼けが発生していましたが、秋映やシナノスイートにも大きく発生しています。さらにその日焼けした箇所は、輪紋病(りんもんびょう)・炭疽病(たんそびょう)が感染し、そのまま放置すると、近くの果実に感染が広がっていく、大変恐ろしい状況へと進んでいます。いち早く発見・除去することが感染対策になりますので、果樹園を点検して感染した果実は畑の廃棄穴へ移動してあげる必要があります。 

 猛暑ストレスの影響は考えられるのか?防除が有効でなかったのか?葉が黄変落葉する褐斑病(かっぱんびょう)が発生しています。全園に広がる状況となっていますが、サンふじに影響が大きく、できるだけ葉が残って欲しいと願っています。草刈りを定期的に行うなど、風通し良い果樹園にして病気を防いでいきます。


秋映の収穫開始

収穫時期となった秋映
収穫時期となった秋映

 ここ数日の最低気温は20度を下り、17度程と一気に秋の陽気となりました。真紅の秋映が果樹園に広がり、収穫を待っています。本日から秋映収穫を開始しました。

今年は、猛暑による日焼けが多く、玉伸びが抑えられていますが、甘さと酸味がバランスした果実となりました。ご注文くださいましたお客様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


シナノドルチェ・シナノプッチ収穫開始

 シナノドルチェとシナノプッチの収穫が始まりました。

 シナノドルチェは、高温が続く影響で色付きが進みませんが、果肉の成熟は進んできたため、収穫を開始しました。酸味が残りジューシーなシナノドルチェに仕上がりました。

 シナノプッチは少し小ぶりの大きさで収穫を迎えました。猛暑を乗り越えた可愛らしい果実。皮ごと手軽にお召し上がりください。

ご注文くださいましたお客様には順番に商品を発送してまいります。どうぞお待ちください。


稲刈りって真夏の作業?

真夏並みの暑さの中で稲刈り
真夏並みの暑さの中で稲刈り

 昨日・本日の晴天を利用して、稲刈りを行いました。しかし、気温30度以上の暑さの中での稲刈りはなかなかきついです。この先の天候は雨続きの模様ですので、この機会を逃すと稲刈りはずっと先に伸びてしまいそう。暑さを堪えてハザかけまで無事終了しました。

この暑さでリンゴの色付きは進まず、シナノドルチェの収穫が遅れていますが、病気の発生が見られてきましたので、明日から収穫を開始したいと思います。


シナノドルチェ・シナノプッチ・秋映の生育

 9月はシナノドルチェ・シナノプッチ・秋映が収穫の時期となります。台風10号は被害無く、無事に生育が進んできました。シナノドルチェは縦長な果実に薄く赤色が出てきています。シナノプッチはすでにピンク色の果実が多くなっています。秋映もうっすら赤色になりました。3品種ともに順調な生育をしています。大切に管理してお客様にお届けいたします。


今夏の暑さとサンつがるの状況

収穫中のサンつがる
収穫中のサンつがる

 今夏は、厳しい暑さが7月の下旬から続き、恋空・シナノレッド・シナノリップ栽培は昨年を超える大変さとなりました。気温の高さに加えて太陽光で熱された果実表面は、白や茶色に焼ける日焼けが発生しました。さらに、高温にさらされた果実は、果実内部変質の発生が増え、収穫から収穫後の貯蔵中に果実内部が茶色に変色する果実が発生します。特に完熟果実で発生が多くなることが確認できましたので、さらなる高温対策を考えていかなくてはなりません。そして現在収穫中のサンつがるは、果実が小さく、大玉果実が少ない状況で、本年は中玉果実のみ販売となります。これから始まる秋果実収穫を前に、今夏の経験を整理して、これからの生産に活かしていきたいと思います。


台風10号接近に備える

 大変強い台風10号の接近に備え、果樹園では支柱の見直し・固定や、現在収穫できる果実の収穫を行っています。シナノリップ・シナノレッドは全ての収穫が終わり、次の収穫品種はサンつがるになります。台風接近に備えて熟期を迎えた果実を収穫しています。残された果実は台風通過後の収穫となります。

無事を祈りたいと思います。


シナノリップ収穫

 シナノリップの収穫が始まりました。1玉1玉熟度が違いますので、熟した果実から順番に、4回程に分けて収穫を予定しています。高温が続く毎日ですが瑞々しいシナノリップを収穫して皆様にお届けします。

ご予約くださいましたお客様には順番に商品をお届けいたしますのでお待ちください。


シナノレッド収穫

 シナノレッドの収穫を開始しました。高温が続く中でも瑞々しく鮮やかな赤色に着色し、酸味豊かでジューシーな果実に仕上がりました。ご注文くださいましたお客様には順番に商品発送してまいりますのでお待ちください。


シナノリップ収穫前管理

 シナノリップは葉摘・玉回し等収穫前の管理を進めています。シナノリップは高温の時期に収穫前管理を行う為、リンゴの日焼けを最小にする工夫が必要です。まるす小平果樹園では、葉摘作業(全体の色付きを良くする)は、葉を出来るだけ残し、詰む葉を少なくしています。特に西日が当たる場所は日焼けに注意が必要です。また、地面の草が緑色を維持出来る様、草刈りは高刈りにしています。栽培方法を樹高が高く木が密植した状態の垣根状に栽培することで、木陰ができますので、果樹園内温度が低くなります。などなど工夫はしていますが、それでも日焼けを完全に防ぐことは難しい状況です。今年のシナノリップの日焼けが少ないことを願い、収穫前管理を進めています。


恋空収穫

 今年初めての収穫品種「恋空」の収穫が始まりました。今年は昨年以上の猛暑で、ここ数日は最高気温34度が続いていますが、夜間の最低気温は20度付近で安定しています。

太陽が昇る前の清々しい果樹園で、熟期を迎えた恋空を一玉一玉確認して収穫しています。

ご予約くださいましたお客様には順番に商品発送してまいりますのでどうぞお待ちください。


恋空の色付き

 恋空の色付きが始まりました。恋空は色が付き始めると1週間ほどで急激に熟度が増し、真っ赤に色付き収穫を迎えます。高温と強い日差しが予報されてますので、日焼けを防ぐため、葉摘は少量行い収穫を待ちます。今年初めのりんご品種恋空御予約受付を開始いたしましたのでご利用ください。


シナノリップは収穫まで一月

 シナノリップは収穫まであと一月となりました。仕上げ摘果は終わり、果実の大きさは野球ボールほどの大きさです。少し赤く色付きした果実と、緑色の果実が混在していますが、日に日に色がついてくると思います。収穫頃にはひと回り果実が大きくなっていると思います。大切に管理してまいります。


サンふじ仕上摘果

 果樹園ではサンふじ仕上摘果を進めています。ピンポン球ほどの大きさになった果実が地面に広がり、歩くのには注意が必要。今年は大きな凍霜害はありませんでしたが、果実の大きさにばらつきが多く、霜によるサビも見られるので、注意して果実を選択しています。


梅雨入りと早生りんご

 長野県は6月21日に気象庁からの梅雨入りが発表されました。雨の季節はりんごの生育が一気に進む時期となります。早生品種の恋空・シナノリップ・シナノレッド・サンつがるは、急いで仕上げ摘果を進めているところです。現在はテニスボールより少し小さい大きさに育っています。サンつがるにサビの症状が見られますが他は順調な生育で、1ヶ月後に近づいた恋空の収穫が楽しみです。


お田植え

青空の下でお田植え
青空の下でお田植え

 本日は青空の下でのんびりお田植えを行いました。里は深い緑に、雲には夏の気配を感じます。晴天なのに雨が降ったりと目まぐるしく変わる天気でしたが無事お田植えを終えることができました。今年のお米はどんな味になるのか楽しみです。


サンふじ摘果作業とお田植え準備

 果樹園では朝晩が涼しく日中暑い日が続いています。りんごの生育は順調で、1回目の摘果はサンふじを残すのみとなりました。一つ一つの果実の大きさや形がわかりやすい状況になっているので、仕上げ摘果に近い摘果作業を行なっています。併せて、水田では田植えに向けた代かき・苗の準備が進んできました。苗の生育は例年より少し遅れているので6月初め田植え予定です。初夏の作業が始まる果樹園です。


りんご受粉は順調です

 果樹園のりんごはマメコバチなど訪花昆虫の受粉で果実が育ち、早い品種では小指大に生育が進んでいます。

開花が早い品種では4月21日から24日、遅い品種では4月25日から28日が中心花受粉の時期となりました。21日から24日は天気が不安定で、雨の降る日が多く、受粉に影響があるのでは無いかと心配しましたが、サンふじの一部に中心花受粉が悪い場所が見られる程度で、生産に大きな影響は無い状況です。

訪花昆虫のマメコバチは気候が良ければ一日中働き続けてくれます。今年も自然受粉でリンゴ生育が始まりました。マメコバチやその他訪花昆虫に感謝して、摘果作業を進めていきたいと思います。

 


りんごの花満開と摘花作業

サンふじの花満開
サンふじの花満開

 果樹園ではりんごの花が満開になりました。ピンクや白い花が咲き、花見を楽しみながらの摘花作業を進めています。今年は昨年の豊作影響で、花の数が少く感じられますが、凍霜害被害が全く無く、きれいな花が咲きました。今年のリンンゴに期待です。


りんご花見と水田苗作り

 山桜のピンク、菜の花の黄色、新緑の緑、里山は色とりどりの景色になりました。果樹園のりんごの花も赤色の蕾とピンクの花が可愛らしく咲き、お花見の時期になっています。

水田作業も本格的にはじまり、モミを入れた苗箱を水田に並べ、田植え用苗作りをしました。お花見を楽しみながら農繁期の始まりです。


りんご開花始まる

 りんごの開花が始まりました。最も早く開花したのは極早生品種の恋空です。シナノリップも開花直前。明日には開花しそうな様子です。


りんご展葉と炭焼き

シナノリップ葉が広がり蕾が見えてます
シナノリップ葉が広がり蕾が見えてます

 4月に入り暖かい日が続き、果樹園周辺の桜が満開を迎え、草や木の緑色が日に日に増え、景色の変化を感じる毎日です。

果樹園のりんごは順調な生育で、りんごの葉が広がり、中心には蕾が見えています。

果樹園の新緑や里の桜を眺めながら、剪定枝を集めての炭焼きを行いました。

枝集めの最中に、食べごろのタラの芽を見つけました。コゴミやウコギなど、春の山菜を楽しみながら、慌ただしい春の農作業を進めています。

 

 


りんご発芽始まる

シナノリップの発芽
シナノリップの発芽

 3月中盤まで寒い日が続き、りんごの生育はゆっくり進んでいましたが、このところの暖かさで、発芽が始まりました。草の緑色が徐々に濃くなってきています。驚くほど早かった昨年の春とは違い、平年並みの春となっています。


剪定作業の傷保護

りんご剪定傷に保護剤を塗布して守ります
りんご剪定傷に保護剤を塗布して守ります

 3月前半は雪降り、雨、晴と目まぐるしく変わる天気が続いていますが、比較的寒い陽気です。剪定作業は後半に入りました。暖かくなるとりんごの芽が動きそうですので、出来るだけ早く終わらせたいところです。剪定を行った枝の傷跡は、乾燥で割れてしまったり病気が入ることがありますので、保護剤を塗布して保護します。剪定と同時に進めて、出来るだけ木に負担がかからない様にしています。


寒暖差大きかった2月の果樹園

2月24日早朝の雪景色
2月24日早朝の雪景色

 このまま春になるのでは、と思う程に暖かかった2月の中旬から一転して寒さが戻っている果樹園です。今年の冬は写真の様な積雪になる日が多く、日差しが出てくると一気に融け地面が見えてきます。りんごの芽は少し膨らみ、春が近いことを感じる頃になりました。果樹園では剪定作業を進めています。


雪景色の果樹園

青空に映える白い雪景色
青空に映える白い雪景色

 今シーズン初のまとまった降雪で果樹園は10センチほどの積雪となりました。青空に映える雪も、気温の高さから融けるのが早く感じます。


降雪少ない冬の剪定作業

 今年の冬も降雪が少なく、剪定作業が順調に進んでいます。りんごの木をコンパクトに育て、日当たりと作業性を向上させたりんごの台木にM9ナガノ台木を使用しています。剪定で切る枝の量がこれまでの栽培に比べて極端に少なく、剪定作業の労力も軽減されますし、剪定枝のかたつけ作業も軽減されます。春先の凍害に弱いのが特徴でもありますので、できるだけ早く剪定を終わらせてあげたいりんごの木です。優先的に剪定作業を進めています。

 


2024年の始まり

 2024年まるす小平果樹園では美しい初日の出から始まりました。

快晴の南アルプスから太陽の日差しが温かく注がれりんごの芽が照らされます。

今年も皆様に美味しいりんごをお届けできる様に願う朝でした。

夕方に発生した能登半島地震で、大変な被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

私たちにできることを考えながら、そして行動し、一年を過ごしていきたいと思います。

現在、私達は、長野県内で行われる様々な剪定技術講習会に参加して基本技術の再確認を日々行っています。講習で教わったことを忘れないうちに果樹園で実践確認する毎日です。基本に立ち返りながら新技術を習得していきたいと思います。

本年もまるす小平果樹園をどうぞ宜しくお願い申し上げます。