りんごの花芽

 春の日差しが徐々に感じられる様になった果樹園ではりんごの花芽を見ながら剪定作業を進めています。今年は寒い冬が続き、りんごの花芽はまだ蕾んでいる状態です。暖かさが続くと徐々に膨らみが始まってきます。剪定作業は半分を終えたところ、春はゆっくりと進んでほしいところです。


怖い怖いりんご腐らん病(フラン病)

 りんごの栽培で怖い怖い病気が腐らん病(フラン病)です。この病気は剪定の切り口や傷口などに胞子が付着して感染し、翌年以降に発病します。発病すると樹皮が腐る状態となり木を枯らせます。また発病箇所から胞子を飛ばして感染を広げます。感染してもすぐに発病が見られるわけでないため、発病を見つけて感染に気づいた時にはその木の周りにも感染を広げている可能性があります。数年でその畑が廃園となってしまう恐れがある怖い怖い病気です。本日剪定の作業で幹に発病を見つけました。腐ってしまった範囲の樹皮を削り取り、塗布剤で保護、さらに発病した場合に周辺へ菌を飛ばさない為に肥料袋で覆いました。今年一年枯れずに生育してくれることを願います。そして周りの木に発病が無いか特に注意してまいります。


雪降りと剪定作業

 全国的に寒い日が続いていますが、まるす小平果樹園では雪降り時折日が差す天気が続いています。10センチほどの積雪が維持された果樹園で、剪定作業を進めています。ここ数年は雪の上で剪定作業することが少なく、久しぶりに冬らしい雪の上での剪定です。剪定が終わった木はできるだけ早く傷口に保護剤を塗り腐らん病の感染を防いでいます。寒い冬の間に剪定作業が終われるよう作業を進めていきたいと思います。


剪定作業開始

剪定作業を開始した高密植栽培シナノリップ
剪定作業を開始した高密植栽培シナノリップ

 1月の前半は寒い日が多く、昨年からの疲れが出たのか久しぶりにインフルエンザに感染し、1週間ほど家族で休暇をとりました。雪降りの日が多かったものの、積雪が少ない果樹園で剪定作業が始まりました。高密植栽培のシナノリップ剪定は、これまで栽培してきたりんごとは、特性が大きく違って、枝が古くなると芽が弱るのに加えて新しい枝が出にくいことから、毎年新発見の連続となっています。


2025年元旦

南アルプスから美しい太陽が昇る
南アルプスから美しい太陽が昇る

 2025年は南アルプスから昇る美しい太陽から始まりました。冷たかった空気が太陽の光で途端に暖かくなるのを感じました。本年も太陽の恵みをたっぷり受けたりんごを栽培し、皆様にお届けいたします。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。