りんごの栽培で怖い怖い病気が腐らん病(フラン病)です。この病気は剪定の切り口や傷口などに胞子が付着して感染し、翌年以降に発病します。発病すると樹皮が腐る状態となり木を枯らせます。また発病箇所から胞子を飛ばして感染を広げます。感染してもすぐに発病が見られるわけでないため、発病を見つけて感染に気づいた時にはその木の周りにも感染を広げている可能性があります。数年でその畑が廃園となってしまう恐れがある怖い怖い病気です。本日剪定の作業で幹に発病を見つけました。腐ってしまった範囲の樹皮を削り取り、塗布剤で保護、さらに発病した場合に周辺へ菌を飛ばさない為に肥料袋で覆いました。今年一年枯れずに生育してくれることを願います。そして周りの木に発病が無いか特に注意してまいります。
1月の前半は寒い日が多く、昨年からの疲れが出たのか久しぶりにインフルエンザに感染し、1週間ほど家族で休暇をとりました。雪降りの日が多かったものの、積雪が少ない果樹園で剪定作業が始まりました。高密植栽培のシナノリップ剪定は、これまで栽培してきたりんごとは、特性が大きく違って、枝が古くなると芽が弱るのに加えて新しい枝が出にくいことから、毎年新発見の連続となっています。